Vol. 11
 
第11話 ’95〜’96年上越線のD51+C58重連
 
 現役で汽車が走っていた頃、実は数えるほどしか重連運転の列車を見ることがありませんでした。そのせいでしょうか、汽車の重連と聞くと妙に気持ちが盛り上がります。ちょうどこの頃、上越線では営業運転、機関士の訓練運転など、かなりの本数重連運転がありました。当時、汽車を専門に追っていた訳ではないのですが、こればかりは見逃せません。運転日になると、いそいそと上越へ向かっていました。そんな頃の写真から何枚か選んで載せてみました。

 

 
’95年の年始に走った訓練運転の列車。12系の青い客車で運転。
当時のD51のナンバープレートは縦長の形式入りで、今とはちょっと違う
様子に見えていました。

上越線 沼田−後閑
 

 
 上と同じ後閑の発車シーンです。この時は旧型客車で
運転されました。午後の光に機関車が輝いています。

上越線 沼田-後閑
 
 

 
 上越線の名所のひとつ、津久田の鉄橋を行く下り重連列車です。
白い煙をたなびかせて水上へと向かっていきました。
 
上越線 津久田-岩本

 

 
 ’96年7月の重連です。この時にはナンバープレートが
背の低い形式なしになっていました。
 
上越線 渋川−敷島
 

 
上り列車はC58が先頭になりました。磨き上げられて機関車が輝いて
います。下り勾配なのにこの頃は良く煙を出してくれました。
最近は・・・・・
 
上越線 上牧−水上

 

 
 下り列車が終点の水上に到着する少し前、左手に名勝諏訪峡が見えてきます。

上越線 上牧−水上


 


 
 重連の列車は、当時ずいぶんと走っていたような気がします。
 2004年の年初に走る予定だったD51とC57の重連は残念ながら
機関車の故障で中止でした。また、いつか上越線で重連が走る
日が来るのを楽しみに待っています。