Vol.13

北アルプス山麗の
特急
       大糸線

  
 第06週 2月05日〜2月11日

  

山あいの民家を眺めて特急スーパーあずさが駆け抜ける
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 長野県の松本から、日本海沿いの町新潟県の糸魚川を結ぶのが大糸線だ。
 大糸線はおおきく二つの区間に分かれえている。南側松本から南小谷までの区間は電化されて新宿からの特急列車も乗り入れる亜幹線である。一方北側の糸魚川までの区間では、主に一両編成のディーゼルカーがのんびりと走るローカル線になっている。
 
 
 もっとも大糸線らしい雰囲気を出す季節は、なんと言っても冬だ。電化区間の沿線にはスキー場が点在して、首都圏、名古屋などからたくさんのスキー客が訪れるのだ。各地から来る列車も、定期列車に加えてシュプール号と呼ばれる臨時列車が数多く乗り入れてくる。
 もちろん風景的にも冬が良い。線路は北アルプスの美しい峰々を延々と望みながら走っていくのだ。そして信濃森上駅を越えると、山深い風景が広がり始める。梓川を渡る列車の音が、静かな冬の山郷に伝わって行く。

 
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ワンポイントフィールドガイド:大糸線 白馬大池−千国
 

 大糸線電化区間のメインの撮影地は、信濃森上付近だろう。白馬側の鉄橋や、白馬大池側では雄大な八方尾根を望みながら走る姿を見ることが出来る。
 
 一方、千国駅付近は、山深い雰囲気を楽しむことができる区間だ。A地点はTOP写真の場所で、山の中腹に立つ民家を入れて、鉄橋を行く列車を撮影することができる。距離は、白馬大池、千国どちらの駅からでも大差ないが、歩いていくには旧道がある千国駅からのほうが安全だ。午後がサイドに日が当たる。夕方早くには日がかげるので注意が必要。
 B地点は千国駅からすぐの旧道からオーバートラスの鉄橋を正面から撮影するポイントだ。雪が降りしきるような日には、冬山の厳しさを表現できる、そんなポイントだ。
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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