Vol.40

夏の第3セクター鉄道
北海道ちほく高原鉄道

  
 第32週 8月06日〜8月12日

 
  

緑濃い峠を走る第3セクター鉄道
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 北海道ちほく高原鉄道は、全線で約140km最長の第3セクター鉄道だ。その沿線の風景は雄大な畑や山あいを抜ける山岳の雰囲気など多様に変わる。また、地下鉄や路面電車など都市型鉄道を除けば北海道唯一の私鉄でもある。
 長大な路線だけに、池田−陸別の池田圏内の通勤通学路線、陸別−置戸の山越え区間、そして置戸−北見の北見圏内の通勤通学路線と区間により色合いが異なる。このうち山越えの区間では乗車率も悪く、列車本数も少なく存続に関する話題が出てしまっている。全線で3時間にもわたるのんびりとした旅の楽しめる第3セクター鉄道。数すくないローカル線には末永く残って欲しい。
 
 
 短い北海道の夏。峠の緑もほんの短い期間だけ濃い色へと変わる。真夏といってもさすがに北海道の高原、山の木々を揺らす風は気持ちよい。北海道ちほく高原鉄道のディーゼルカーの白い色が緑色に映えてなんとも爽やかな気分にさせてくれる路線なのだ。この線の魅力は駅にもある。駅と言うよりは停車場と言う方があっているような、木で作られたホームだけの小さな駅、分線駅や笹森駅などこんな駅がたくさんある。周りには遠くに家が数軒見える程度であとは自然そのものの中にある。駅の片隅に座って列車を待てば、のんびりと時を待てる、そんな路線だ。

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ワンポイントフィールドガイド:北海道ちほく高原鉄道 分線−川上
 
  
 A地点はTOP写真のポイントで森の中を走るディーゼルカーを正面から撮影できる。国道のオーバークロスからの撮影になる。午後の列車の光線状態が良いが、木の影がところどころ落ちるので、日の当たる時にシャッターを切りたい。B地点は国道脇の広場からカーブして来る列車を撮影する。バックが緑の森になって白い列車がきれいに見えるポイントだ。午後が夕方が順光になる。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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