Vol. 8
 
第8話 雪の日の日中線
 
 会津盆地の外れ、喜多方から行き止まりの熱塩駅に向けて、たった11.6Kmの短い路線が延びていた。
 この路線に走っていたのは、小さな機関車C11が牽引する2両の客車で、朝と夕方、合計3往復だけの運転だった。この路線を訪れたのは、昭和47〜47年に数回、比較的近くで見ることのできる旅客列車で楽しむことができた。
 日中線は昭和49年に蒸気機関車の運転が終了、そして昭和59年には廃止となっている。

 

 
終点の熱塩駅付近の橋梁、小さな橋だが、平坦な日中線としては
数少ない撮影ポイントだ。

日中線 会津加納−熱塩
 

 
 夕方の列車がバック運転で発車待ちをしていた
日中線 喜多方駅
 
 


 
 押切川にかかる願成寺鉄橋。日中線のハイライトだ
現在このあたりは、米沢に向かうきれいな道の橋梁になっている
日中線 会津村松−会津加納

 

 
 バック運転の車内から見たC11178
まだ、広角レンズがなくて、これで精一杯
 

 
熱塩駅で機まわしを終えたC11、上り列車の発車待ちだ。
右側に見える駅舎は、現在も鉄道記念館として残っている。
日中線 熱塩駅

 

 
 熱塩駅を発車する朝の上り列車。山々に着いた新雪が美しい日だった

日中線 会津加納−熱塩


 

 
  C11+昔の客車2両、実にバランスの良いローカル列車です。

日中線 会津加納−熱塩


 
  まあ、子供のころの写真、こんなシャッタータイミングも・・・



 
  印象深かった日中線も、記憶の彼方へ

日中線 会津加納−熱塩