Vol.43

夏の山岳特急
伯備線

  
 第35週 8月27日〜9月02日

 
  

夏の山あいを走るスーパーやくも
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 伯備線は中国山脈を横断して、瀬戸内海側の倉敷から日本海側、米子に近い伯耆大山を結ぶ路線だ。かつては亜幹線的な存在だったが、電化してからは近畿圏と山陰を結ぶ大動脈となり、特急列車が数多く走るようになった。東京からの寝台電車サンライズ出雲も伯備線を経由する。
 
 
 夏の暑さが厳しい中国山脈の8月。草の香りが漂い、照りつける太陽と森や草からの湿度で滝のような汗が流れてくる。緑の濃さとともに夏を実感する事ができる場所だ。その暑さだけに山あいを流れる川にはいつも以上の清涼感を感じる。撮影中の昼時に少しだけ休みをとって沢沿いの木陰で休んだ。川からの冷たい風と木の葉からこぼれ落ちる木漏れ日が気持ちよい。流れの音の向こうに特急列車が駆けてゆく音が聞こえてくる。ちょっともったいない気もしながらの至福の時間だ。汗もひいたところで午後の撮影に出発。また、強烈な日差しの中での撮影が始まった。
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ワンポイントフィールドガイド: 伯備線 新見−布原−備中神代
 
  
 かつてのD51三重連の名所、布原を行く特急列車を撮影するポイント。A地点はTOP映像のポイントで、鉄橋を渡り新見方面に向かう特急を俯瞰できる。駅から山の中腹に通る道まで坂を登り、道路が撮影ポイント。ほぼ終日逆光になるが、高い位置からの俯瞰なので逆光でも良い感じに見える。明るい曇りの日も良い。B地点は川沿いの道を進んだ終点付近からの撮影。カーブした鉄橋を正面がちに撮影できるポイント。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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