Vol.52

秋の奥出雲
木次線

  第45週 11月05日〜11月11日

 
  

色づいたカラマツ林を抜けて走るトロッコ奥出雲
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 木次線(きすきせん)は、山陰の宍道から中国山脈の奥深く、広島県の備後落合を結ぶローカル線だ。地元には山陰のたくさんの伝説とともに、おろち伝説も残る。そんな雰囲気の良く分かる山々が続いている。
 この路線の名物はなんと言っても、出雲坂根駅構内にあるスイッチバック。駅に着いた列車は山の中腹にあるポイントまでバックして登り、進行方向を変えて更に坂道を進んで行く。スイッチバックを越えた列車は、更に大きな半円を描きつつ峠へと向かう。並行する国道も「おろちループ」と名づけられた2回転ループ線で高度を稼いでゆく。走る列車は1両編成の気動車と、観光シーズンを中心に運転されるトロッコ列車「奥出雲おろち号」だ。どちらの列車に乗っても、のんびりと旅できる、木次線はそんな路線だ。
 
 
 中国山脈の少し遅めの秋、広葉樹の紅葉が少しだけ過ぎた頃に、カラマツの林は見事な黄色に染まる。山々も華やかな秋から少し冬の気配へと移り、少しだけ静かになったような気がする季節だ。
 遠くからディーゼルの響きが聞こえ始め、そして排煙が見えるとトロッコ列車を引いた白いDE15が見えてくる。枯葉が落ちて滑るのだろうか、滑り止めの砂が煙のように列車を包む。目の前を通り過ぎ、次の谷間に列車がかかるころ、カラマツ林は元の静けさを取り戻していた。
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ワンポイントフィールドガイド: 木次線 三井野原−油木
 
  
 国道付近からカラマツ林の中を行く列車を撮影するポイント。光線状態はあまり良いないが、むしろ逆光で輝く頃が美しい写真になる。レンズは中望遠から望遠レンズが良い。
 この他、出雲坂根駅の向かいにある、旧国道に登ればスイッチバックを俯瞰して見る事ができる。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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