Vol.51

彩を水面に落として
只見線

  第44週 10月29日〜11月04日

 
  

朝の光に照らされて紅葉の山を走る気動車
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 只見線は新潟県の小出と福島県の会津若松を結ぶローカル線だ。全国各地で収支の悪いローカル線が次々と廃止になる中、奇跡的に残った昔懐かしい雰囲気のローカル線でもある。沿線の風景は、場所場所で変化に富んでいる。小出から県境にかけての渓谷を行く風景、山越えの景観、只見からのダムのある緩やかな流れの川、そして会津盆地の里の風景・・・四季折々に美しい。
 
 
 「ローカル線の旅をしたいけど、どこがいい?」と聞かれれば、真っ先に答えるのが「11月最初の只見線」だ。年によって紅葉の時期の差はあるものの、高低差の激しい只見線では、必ず見ごろの場所に出会うことができる。そして、何より風景がすばらしい。のんびりと走る気動車は時折鉄橋を渡る。このときに見えるひと時の風景が何とも忘れられない風景なのだ。錦に彩られ、風のない日には鏡のようになる水面に移る。晴れた日には華やかで、微かな川霧の出る日は幻想的だ。この時期になると思わず出かけたくなる。そんな路線なのだ。
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ワンポイントフィールドガイド: 只見線 滝谷−会津桧原
 
  
 TOP写真鉄橋をサイドから撮影するポイント。滝谷駅から近いので徒歩の場合も比較的撮影が楽だ。光線状態は午前中が良い、周辺の山が高くて日のあたりにくい只見線でも、このポイントは比較的早い時間から鉄橋に日が当たるので朝早くから撮影できる。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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