Vol. 5

 
甲斐路・山の風景
         中央本線

  
 第50週 12月10日〜12月16日

  

長坂−小淵沢間 雪の八ヶ岳をバックに走る特急あずさ
 

        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 中央本線を走る列車の車窓は、次々と現れる山の風景で飾られる。東京の市街地を抜ければ高尾の笹子と山あいへと進み、甲府盆地に降りれば八ヶ岳を始めとした山々を眺めることができる。さらに高度を上げながら進む列車は間近にそびえる南アルプスの麓を駆けて、本線でもっとも高い標高を誇る富士見駅を越えていくのだ。
 関東から比較的近い路線として、山の景色を楽しむには最適な路線が中央本線だ。
 
 
 春は桜や新緑に残雪、夏は高原の青空、秋の紅葉・・・四季それぞれに美しい中央本線。特に山の風景を楽しむには、やはり冬がいい。紅葉の終わる頃、空気はより澄んで山が近く見えてくる。ひと息早めに降った山頂の雪の白は、青い空に浮かび上がって山の存在を主張してくれる。
 松本に進む列車の右手に八ヶ岳、左手に甲斐駒ケ岳を始めとした南アルプの山々、振り返れば東に富士山まで、山のパノラマを楽しめる路線なのだ。
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ワンポイントフィールドガイド:中央本線 長坂−小淵沢
 
 富士山、八ヶ岳、南アルプスの全てを見ることのできる丘付近から山をバックに走る列車を撮影する。
 A地点は畑の中の道からの撮影で、上り方向を撮影する、左側にカーブ、右側に富士山を配置して撮影する。午後の光が良いが、午後遅くまで富士山が見える天気の良い日に訪れたい。B地点は踏み切り近くの道から線路を見上げて撮影する。タイトルを撮影したアングル。手前が下り列車になるため、後追いの撮影になる。昼ごろから順光になる。
 小淵沢駅からA地点までは約3キロ。A地点からB地点までは比較的近くだ。
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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