Vol. 6

	加古川の流れに 　　　　　　　　　加古川線 　　 　第５１週　１２月１７日〜１２月２３日
	厄神−市場間　加古川を渡る単行の気動車　冬の雲から陽が差し込む 　 　　　　　　　　この写真はDVD「魅惑の鉄道風景　七曜週めくり」の映像から取り込みました
	◆◆
	兵庫県の南部を走る加古川線。その名の通り加古川に沿って走るローカル線だ。沿線は町と田んぼが交互に延び、少しだけ通勤路線のイメージも感じる。 　この線の駅では西脇市に近い「日本のへそ公園」駅が有名。北緯３５度東経１３５度の交わる点にある駅。駅を降りて少し歩いたところに碑が建ててある。
	◆
	年末が近づき、都会では何かとあわただしくなる季節。大きな町からちょっと離れたローカル線では、いつものようにのんびりとした空気が流れている。太陽の高度も高い位置まで上がらず昼でも斜めに射してくる陽の光は冬特有の輝きを見せてくれる。 　加古川に架かる鉄橋は長く、周辺に建物もなくすっきりとしている。穏やかな日に訪れれば、冬の青空にローカル気動車が浮かび上がる姿、冬の雲から差し込む光の中を行く姿。そんな風景に出会うことができるのだ。しばし喧騒を忘れて穏やかな冬の日を楽しむ。そんな撮影も悪くない。
	◆◆
	ワンポイントフィールドガイド：加古川線　厄神−市場
	加古川に架かるオーバートラス＆ガーターの鉄橋を撮影する。 長い鉄橋だが、１〜２両の列車に対して、オーバートラスがあるために、バランスが取りやすい。背景の空の表情をうまく活かして撮影したい。 光線状態は午前中早い時間がA地点の順光となり、昼からはB地点側サイドより陽が当たる。いずれも冬の季節に列車正面には陽が当たらないが、その分サイドが光って冬の空と良くマッチする。 A,B地点には厄神駅から上荘橋を渡って約２キロ。
	◆◆
	実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
	◆◆