Vol.35

緑に埋もれる峠道
     江差線

  
 第27週 7月02日〜7月08日

  

緑一色の風景の中をローカル気動車が走る
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 国鉄時代には数多くあった北海道のローカル線も次々と廃線になり、今では数路線が残るだけになった。江差線も今に残る数少ないローカル線のひとつだ。江差線は津軽海峡線の木古内から分かれて、深い山越えをして日本海に出て、海岸線を走って行き止まりの江差駅へと至る。その車窓からは山の緑、海の青と多彩な景色を見せてくれる路線だ。

 
 
 7月に入り、北の森も徐々に緑が濃くなって行く。それでも内地の山に比べれば少し優しい緑の色を見せてくれていた。このときの撮影は終点の江差側から入り、海を見てから函館方面に向かって山の中へと入っていった。もともとの江差線のイメージは、比較的短い海のローカル線だったが、いざ撮影に向かうと山あいの色が強い。それも線路までが緑に覆われる緑一色の路線だ。ファインダーいっぱいに緑を置いて、待っていると、とことこと白い単行ディーゼルカーが現れた。まだまだ初夏の北海道の風景だ。
 
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ワンポイントフィールドガイド:江差線 湯ノ岱−宮越
 
  
 緑の森の中を走るローカル気動車を撮影する。A地点はアップダウンする国道が少し高くなった位置から撮影する。緑の中の直線を狙うポイント。長めのレンズで狙いたい。B,C地点は鉄橋を行く列車の撮影ポイント、B地点は高くなった国道から鉄橋を見下ろし、C地点は川原近くから鉄橋を見上げて撮影する。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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