Vol.46

千曲川に沿って
飯山線

  
 第38週 9月17日〜9月23日

 
  

初秋の山あいを走るローカル列車
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
 ◆◆
 
 飯山線は新潟県の上越線越後川口から、長野県の信越線豊野を結ぶローカル線で、冬季には豪雪で知られた路線だ。特に新潟県側では、大部分の区間で千曲川に沿って走り、そのゆるやかな流れの車窓を楽しむことができる。
 走る車両は比較的新しい近郊型だが、季節季節を彩る風景が広がり、十分に旅を楽しめる。そんな路線だ。
 
 
 夏が過ぎて日に日に涼しさを増した頃、飯山線の沿線でも秋の風景へと移って行く。ローカル線が結ぶ里には秋の花が咲き、田畑も実りの季節を迎えている。山あいを抜ける千曲川と飯山線は、だんだんと日のあたる時間も短くなる。午後も早い時間に太陽は高度を下げて、斜光線に変わり始める。綿のように穂を開いたススキは秋の澄んだ空気と、斜光線にきらきらと輝いて美しい。川に沿うように伝わる列車の音が近づくと、ススキの向こうにヘッドライトがきらめいた。
◆◆
 
 
ワンポイントフィールドガイド: 飯山線 森宮野原−横倉
 
  
 今回はTOP写真と異なるポイントの紹介。A地点は千曲川をバックにのんびりと走るローカル線を見下ろして狙うことができる。光線状態は終日逆光だが、高い道路から見下ろすために、トップライトの状態でも悪くない雰囲気になる。午後には千曲川もきらめき始め、良い雰囲気になる。
 このポイントは国道上の橋から撮影するために、冬でも気軽に行くことができるが、歩道がないので、車には十分注意していただきたい。

 
 
 
◆◆
 
 
 
実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

◆◆