Vol.47

ばんえつ物語・秋
磐越西線

  
 第39週 9月24日〜9月30日

 
  

山々に煙を残して走るばんえつ物語
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 磐越西線は福島県の福島駅から新潟県の新津を結ぶ路線だ。この路線は二つの顔を持ち、福島から会津若松を通って喜多方までの電化されている区間と喜多方から新津までの非電化の区間がある。SLばんえつ物語はこの非電化の区間をメインに走っている(新潟−新津−喜多方−会津若松)。
 運転は春から秋の休日を中心に設定。阿賀野川や山々に汽笛を響かせて走っている。
 
 
 阿賀野川に沿って秋風が吹きぬける頃、蒸気機関車の牽引するSLばんえつ物語は、より迫力を増して走り始める。撮影や列車を見るには少し辛いが、秋雨の日には特に良い。
 煙突から上がる煙と蒸気は涼しい気候と、雨の湿度で白く固まって見える。黒い煙も、もくもくとして形になって、より力強さを感じさせてくれるのだ。
 沿線のススキもだんだん穂を白くして列車を見送っている。過ごしやすくなったこの季節に、汽車を訪ねる旅はいかがだろうか。
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ワンポイントフィールドガイド: 磐越西線 日出谷−豊実
 
  
 比較的勾配の少ない磐越西線の非電化区間で、山に向かって登ってゆく姿を見れるポイント。カーブを立ち上がってトンネルに向けて登ってくる姿は、ぞくぞくするほどだ。ばんえつ物語が走る頃の光線状態も良く、望遠レンズから標準レンズまで、いろいろなアングルをとることができる。

 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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