Vol.51

鳴子峡の秋景色
陸羽東線

  第43週 10月22日〜10月28日

 
  

秋色の鳴子峡、車窓には一瞬の錦秋が広がる
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 陸羽東線は奥羽山脈を越えるローカル線のひとつで、鳴子温泉など景勝地を通ることでも知られている。新庄を中心として伸びる陸羽東線と陸羽西線だが、その車窓風景は対照的で、西線の最上川に沿う穏やかな風景に対して、東線は深い山を走る山岳路線の力強さがある。
 
 
 秋の鉄道風景といえば、まず思い浮かぶのが鳴子峡を渡る陸羽東線の写真だ。深い谷間は色とりどりの木々に飾られて、それは美しい。列車は時に徐行して過ぎるが、それでも風景が見えるのは一瞬のこと。それだけに、鮮烈に記憶に残る。渓谷には国道の大きな橋がかかり、鉄道のある側に広い歩道が設置されているう。そこから見える風景もすばらしい。ちょっと怖いが欄干から身を乗り出して見てみると、微かに聞こえる川の流れと、谷に沿って吹く風に揺れる紅葉の木々がきらきらと光る。撮影する列車を待つ間も飽きることのない風景だ。
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ワンポイントフィールドガイド: 陸羽東線 鳴子温泉−中山平温泉
 
  
 TOP写真の渓谷にかかる小さな橋を撮影するポイント。鳴子温泉駅からは少々遠くて、バスタクシーを使用する。車の場合には鳴子温泉の駐車場があるが、休日はかなり混雑するので、時間的に余裕が必要だ。撮影ポイントは渓谷にかかる国道橋の歩道から、歩道は長いが鉄橋が撮影できる位置は意外と狭く、数メートルしかない。撮影の時には譲り合って、また歩いている方の邪魔にならないように注意が必要だ。
 撮影の時間帯は1〜2時頃が一番良い。晴天時にはこれ以外の時間に山影が落ちて撮影しにくい。明るい曇りの日が理想的だ。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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